- 自分よりも他人を優先してしまう
- 人間関係に疲れている
- ストレスがたまりやすい
- 今の仕事でいいのかわからない

この記事では【「繊細さん」の本】の書評をしていくよー。

僕は精神科医から「HSPの傾向が強いね」と言われましたー。
この本は、HSPじゃなくても「生きにくさ」を感じてる皆さんにおすすめです。
概要・紹介
著者:武田友紀
発行:飛鳥新社
ページ数:240
初版年月日:2018年7月
この本は「ストレス社会でラクに生きていくための考え方」が著者の実体験をもとに書かれています。
ちなみに僕は、うつ病になって前に働いてた会社をやめました。
今になっては「この本にもっと早く出会ってたらなー」と思ってます。
「自分はストレスに強いから大丈夫っ!」
そんな人も、他人に対しての理解が深まるので、ぜひ読んで欲しいっ!
そんな1冊になってます。
グッときたポイント4選
グッときたポイント4選を紹介します。
本当は相手のことをわかってない?

「繊細さん」は”表情”や”声色”から、相手の感情を読み取るのが得意といわれてます。
でも、わかるのは、怒っているな、イライラしているな、という相手の感情(機嫌)まで。「相手がなぜ今、その感情になっているのか?」という「感情の理由」を正確に当てることはできません。感情の理由は、あくまで頭で推測したものだからです。
相手が怒ってるのは自分が原因じゃない!
相手の感情の原因は自分だと思ってませんか?
実際は違うことも多いです。
僕も人と関わるとき、かなり敏感な方でした。
友達が連絡つかないと「自分なんかしたかな?」と思ったり。
親身になって話しを聞いてくれる友達には、「なんでこんなに聞いてくれるんだろう?実はめんどくい奴と思われてるんじゃないか?」と思ったり…
でも、実際に友達に聞いてみたら「全然そんなこと思ってないよー」と言われました。

昔、友達によく言われてた言葉は「考えすぎっ!」でしたw
みなさんはどうでしょうか?
たしかに「イライラしてる」とか「悲しんでる」とか、感情を読み取る能力は長けているかもしれません。
しかし、その感情の原因が必ずしも自分とは限らないことが多いですよ。
僕の場合、この事実に「気づく」だけでかなり気持ちがラクになりましたね。
「断る=嫌われる」ではない!

ちゃんと断れてますか?
僕は昔から断るのが苦手でしたねー。
というか、今でも苦手ですw
頼ってくれてるんだから、どうにかしてあげたい…
せっかくご飯に誘ってくれたんだから、断るのも申し訳ない気がする…

いま思えば”自分軸”ではなく”他人軸”で考えていたんだと思います。
本書にはこう書かれています。
お互いに「できない」と言えるようになる効果は、過度な気遣いが減るといった「ラク」にとどまりません。困ったら頼める、できないときはできないと言えるのは、つまり相手を信じて本音を言えるということ。強い信頼関係につながるのです。
これは「たしかにっ」と思いました。
「できない」という本音を隠すということは、相手と関係を築こうとしてないというか…
偽りの自分を演じ続けるのも疲れますよね?
この本には、自分の意思を伝えることの重要性にあらためて気づかされました。
幸せに働くための条件

あなたは今の仕事が自分にピッタリだと思いますか?
これは永遠のテーマだと思います。
実際に働いてみないとわからないことも多いです。
本書にも書かれていますが「あなたにピッタリの仕事はこれ!」という答えは残念ながらありません。
こればかりは人によって得意、不得意があるので断言できないですよね…
でも、この本には幸せに働くためのヒントが書かれていて、とても参考になったので紹介します。
- やりたいことはなんだろう?(想い)
- 得意なことはなんだろう?(強味)
- どんな人たちと、どんなふうに働きたい?(環境)
いまの会社はどうですか?
やりたいこと、得意なこと、職場の人間関係は理想でしょうか?

もちろん我慢も必要だと思います。
でも我慢しすぎると、僕みたいにうつになって働けなくなることもあります。
一度でいいから上記の3つについて、ゆっくりと時間をとって考えてみてくださいね。
自分を出せば出すほどラクになる

ズバリ、素の自分を出せば出すほど、自分に合う人が集まってラクになるのです。
僕の友人に、思ったことをズバズバと言う友人がいます。
同級生や、職場の人と口論になることも多く、結果的に離れていく人もいました。
でも、よく観察していると「価値観が合う人」が集まってきてるんですよね。
もちろん相手の人格を否定するようなことや、理由を伝えずにただ自分を押し通すのはよくないです。
繊細な人も、そうでない人も自分を出すのはとても大切なこと。
これからは、自分を押し殺して生きていくのはやめませんか?
どんどん負のスパイラルにハマってしまいますよ。

自分を出すのがどうしても難しいなら
そっと距離を置く、逃げるのも1つの選択肢だと思いましたー。
まとめ
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本のまとめになります。
- 相手の感情の原因は自分とは限らない
- 「断る=嫌われる」ではない!
- やりたいこと、得意なこと、どんな人と働きたいか見つめなおす
- 自分を出すほど価値観の合う人が集まってくる
この本はHSPじゃない人にも読んで欲しい1冊になってます。
ほんとうつ病になる前にこの本に出会いたかったですー。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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