- 体調不良がずっと続いてる
- うつ病かもしれない
- 長時間労働が続いてる
こんな悩みを抱えている人にぜひ読んでほしいです。

僕は精神科でうつ病、自律神経失調症と診断されました。
当時は、プログラマーとして会社勤めをしていました。
いそがしい時は、月100時間以上の残業が、1年以上も続くことも…
そんな当時のことを思い出しながら書いたので、現在つらい思いをされている方の参考になればと思います。
- うつ病について
- うつ病と診断されるまで
- 身体からのサイン
- 実際に効果があったこと
本記事では、うつ病になるまでの経緯と、うつ病に効果があったことをまとめてます。
実体験をもとに書きましたので、皆さんの参考になれば幸いです。
うつ病について
ここではうつ病になった当時のことをまとめました。
うつ病は他人事じゃない

みなさんは「自分はうつ病になんてなるわけない」って思ってませんか?
僕もまったく同じことを思っていました。
しかし厚生労働省の資料によると、生涯で約15人に1人がうつ病になる可能性があり、さらには一度うつ病になると約60%の人が再発するとされています。
後悔先に立たず…
今となってはあの当時の自分に「早く病院に行け」と言いたいです。
月に100時間以上の残業がずっと続き、1年過ぎたころから身体に異変が現れ始めました。
それでも病院に行かず、感情を殺して仕事に行き続けました。
なぜならプロジェクト全体が遅れているから…
自分が休むと会社のみんなに迷惑がかかるから…
今思えばかなり視野が狭くなってたんだと思います。
みなさんも体調に少しでも変化を感じたら、迷わずに病院に行ってください。
他人事じゃないですよ。
他の病気にもなりやすくなる

みなさんは『うつ病』と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?
ほとんどの人が『心の病気』というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、精神科の先生に教えてもらいましたが、うつ病がきっかけで他の病気にもかかりやすくなるそうです。
例えば、
- 食べない日が続く
- 睡眠不足が続く
- 何をするのもめんどくさい
こんな状態が毎日続いたらどうなるのか?だいたい想像できますよね?
食べなければ、十分な栄養が身体にいかず免疫が低下します。
運転する仕事なら事故を起こしやすくなるでしょう。
お風呂や歯磨きすらめんどくさくなれば、虫歯にもなることもあるかもしれません。
うつ病は決して心の病気だと、軽く考えない方が良いと思います。
うつ病と診断されるまで
ここでは僕がうつ病と診断されるまでの経緯をまとめています。
身体からのサイン

冒頭でもお伝えしましたが、僕はプログラマーとして会社勤めをしていました。
そして月100時間以上の残業が、1年以上も続いていました。
そのときに身体の不調をメモしていたのでまとめてみます。
(※当時のメモを見ると内容がとても多かったので、細かい症状や、似たような症状は省略しました。)
- 食欲がない
- 眠れない、夜中に目が覚める
- 立ちくらみがする
- 下痢が多い
- 頭痛がする
- 身体が動かしにくい、しびれる
- 動悸がする、胸が痛い
- 喉が渇く
- 手足が震える、細かい作業ができない
- 疲れやすい
- 吐き気がする
- ぼーっとして何も考えられない、物忘れが増えた
- 視界の変化(明るさの変化、チカチカする)
- 身体がすぐにつる
- 体重が減った
- 感情が薄くなった
これでも少なく書きました。
どうでしょうか?みなさんも心当たりありませんか?
症状が長く続くようなら、医療機関を受診することをオススメします。
異常なし?

僕の場合、「これだけ身体にいろんな症状が出てるから、何か大きな病気にかかったんだ」と思って内科を受診しました。
その後、4~5つぐらいクリニックや病院をたらい回しにされ、検査を繰り返すことになります。
- 血液検査
- 潜血便検査
- CT検査(お腹周り、胸、脳)
- MRエコー検査(心臓)
- 胃カメラ
- 一日心電図
- 血液検査(甲状腺)
どの検査の結果も異状なし…
「こんなに症状があるのに異状なしなんてありえない…」
そう思いながら、家族や友人にすすめられて、精神科を受診しに行くことになります。
精神科へ

いろんな検査を受けて『異常なし』と診断され、精神科を受診することになりました。
そこで初めて『うつ病、自律神経失調症』と診断されることに…
まさか自分が…と思いながらも病気の原因がわかって少しほっとした記憶があります。
そして仕事は休職することになり、治療に専念することにしました。
みなさんも身体の不調があるのに、検査で異常が見当たらないときは、『心療内科』もしくは『精神科』を受診してみた方がいいかもしれません。
うつ病に効果があった行動
ここではうつ病に実際に効果があった行動についてまとめました。
薬

規則正しい生活はもちろん大事ですが、無理せずに薬に頼ることも同じぐらい大事です。
僕の場合は、薬を飲んでから2~3ヵ月ぐらいで少し症状がマシになりました。
それと精神科の先生から教えてもらいましたが、勝手に薬をやめる人が意外と多いみたいです。
少し症状が良くなったからといって、自己判断で薬をやめたり、量を減らしたりして再発する人が結構いるのだとか…
薬を飲むときも、やめるときも絶対に自己判断ではなく、担当医と相談して決めるようにしましょう。
頑張らない

無理をして頑張るのはやめましょう。
頑張らない!これをするだけでかなり気持ちが楽になりました。
他の人に頼りたくない気持ちはわかります。相談するのをためらうのもわかります。
ですが、うつ病は真面目で責任感が強い人がなりやすいのも事実…
その中でも、特に他人に頼るのが下手くそな人が多いみたいです。
どうしようもない時は、思い切って他人に頼っちゃいましょう。
家族や、親しい友人に話しを聞いてもらいましょう。
スマホも使いすぎるとバッテリーの減りが早くなりますよね?
人間も同じだと思います。
ブラック企業で働いてる人は、やめる(逃げる)のもとても大事なことだと思います。
早起き

うつ病の症状のひとつに『睡眠不足』があります。
十分な睡眠がとれないと頭がぼーっとしますし、いろんなことでミスが増えてしまいます。
厚生労働省の資料によると、早起きをして適度な日光を浴びることで、快適な睡眠につながるとされています。
僕も少しずつ早起きに慣れることで、夜の寝つきがよくなりました。
ただし、睡眠時間がまったくとれてないのに、無理やり朝早く起きるのオススメしません。
無理せずに徐々に慣れていくのが大事だと思います。
運動

早起きと同じぐらい、運動も効果がありました。
運動が身体の健康につながるのは言うまでもないと思いますが、しっかり熟睡するためにも運動は大事です。
特に定期的な運動習慣は、睡眠の質を高めてくれて熟睡できることが期待できます。
うつ病の場合、いきなり激しい運動は難しいでしょうから、軽い散歩ぐらいから始めればいいと思います。
ただし、寝る前などに激しい運動をするのは、かえって寝付けなくなるのでNGです。
最後に
僕はこの記事を書いている現在も療養中です。
しかし、一番つらいときに比べると、だいぶマシになってきました。
うつ病になる前に、病気のことについて知識がもっとあれば、早い段階で食い止めることができたかもと思います。
そんな経験をもとに、「みなさんに同じ思いをしてほしくない」という気持ちで今回の記事を書きました。
この記事が、同じ思いをしているみなさんの目に止まっていれば幸いです。
本記事の内容をまとめて終わりにしたいと思います。
- うつ病は生涯で15人に1人がなる
- 再発率は約60%もある
- うつ病が原因で他の病気にもなる
- 検査をして異常がなければ、『心療内科』『精神科』も考える
- 頑張らない、逃げるのも必要
- 薬だけでなく、規則正しい生活も効果があった
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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