- 子供がいる、子供と関わる機会がある
- 社会問題について知りたい(人種差別、LGBTQ、貧富の差…)
- ノンフィクションが好き

この記事では【ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー】の書評をしていくよー。

学校の授業で取り扱って欲しいっ。
そんな1冊ですー。
概要・紹介
著者:ブレイディみかこ
発行:新潮社
ページ数:256
書店発売日:2019年6月21日
この本はイギリスに住む日本人女性が、子供と一緒に成長していく過程が書かれています。
その内容が、世の中が抱える様々な問題についてリアルに表現されているんです。
人種差別について…
貧富の差について…
どれも目をつぶりたくなるような内容ですが、いずれも向き合っていかなければならない内容です。
人種差別、男尊女卑、LGBTQなどに嫌悪感を覚える人にはおすすめできません。
グッときたポイント3選
グッときたポイント3選を紹介します。
不完全なこの世界

昔に比べたら世界は確実によくなっています。
現在の日本では飢えで死ぬことは滅多にありません。
女性の社会進出もだんだん増えてきています。
その一方で、まだまだ考える余地のある問題もいっぱいあります。
- 格差社会
- 同性婚
- 給料が上がらない
現在の日本は資本主義、民主主義ですが、それが1番なのか?と言われれば疑問に思うところもあります。
戦争、略奪、奴隷…
壮絶な歴史と過ちを繰り返しての現在があるわけですが…
”改善の余地はあるけど、まだマシな方かなぁ”という事で、今の制度が採用されています。
そして100年後も完璧な制度なんて出てこないのかもしれません。
ニュースを見て心配に思うこともたくさんあります。
本書はそんな世界のリアルな実情について、考えるきっかけになります。

なんか哲学的な話しになっちゃいましたーw
メディアは大げさ

メディアは大げさ!
これはメディアに限ったことではありません。
「ニュースの見出し」や「広告」なんかも大げさな事が多いですよね。
- 綾瀬はるか、芸能界引退か
- 「毛生え薬」が効きすぎて全身毛だらけに
とかw
詐欺とまでは言わないけど、正直やり過ぎですよね。
まぁ僕もブログやってるんで、目を引きやすいタイトルを付けたくなる気持ちはわかりますw
笑える内容ならまだいいですが…
これが、人種差別や分断を引き起こす内容だとよくないですよね。
本書でもサッカーワールドカップ開催時の新聞記事について書かれていました。
「イングランド代表チームが誰かを代表してるとすれば、それは48%のEU残留派だ」
こんな見出しを読んだら、国の半分しか代表してないようにもとれます。
情報に簡単にアクセスできる時代…
受け止める側もしっかりと勉強する必要があるんじゃないかと思いましたね。

大げさなタイトルは少し疑った方がいいかもw
キライな奴はキライ

本書では人種差別についてリアルに書かれています。
著者はイギリス在住の日本人女性の方で、夫はアイルランドの方です。
そしてお子さんはもちろんハーフという事になります。
「差別はいけないことです」なんて世間では言ってるけど、街を歩いてると「チンキー」とか「ニーハオ」とかフツーに言われるそうです。(※チンキーは東洋人に対しての差別用語)
まぁ現実はこんなもんですよね。
僕、こういう人種差別の問題について思う事があるんですけど…
その人としゃべったことあるんですかね?
「中国人キライ」とか「韓国人キライ」とか言ってる人に1度聞いてみたいです。
具体的に誰のことをイメージしてるのか?と。
そういう人に限って中国人、韓国人としゃべったことすらないっ!なんて人もザラにいますw
特定の個人がキライというより、その国の政府や文化に対して悪いイメージを持ってる人が多いような気がするんですよね。
実際、僕にも”在日朝鮮人三世”の友人がいますが、年に数回は飲みに行きますし、旅行にだって行きます。
そして同じ日本人でもめっちゃキライな奴だっていますw
長くなりそうなのでまとめると…
国籍がどこであろうが、”いい奴はいい奴”、”やな奴はやな奴”だという事ですw

みなさんにもイメージだけで
キライになってる人はいませんかー?
まとめ
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のまとめになります。
すみませんw
「まとめになります」とは言ったものの…
この本は、答えを出すのが難しいテーマだったので、うまくまとめられる気がしませんw
ノンフィクションが好きな人はぜひー。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
コメント